カナダ=エスキモー:本多勝一

22 7月

51ttUZ+ykGL本多勝一氏といえば、有名な「中国の旅」で保守派のひんしゅくを買いまくっているあの有名な本多勝一です。この本は「中国の旅」の前に書かれたらしく、かなり若い頃の著作みたいですね。Amazonレビューでも「中国の旅」はけちょんけちょんですが、「カナダ/エスキモー」はすごく高評価です。

このルポタージュは本多勝一氏とカメラマンの二人がカナダの伝統的エスキモーの暮らしをしている集落へいって一緒に生活した数ヶ月のことが記されてます。予想外に面白いです。臨場感が半端ないというか。登場人物がいきいきとしてます。

エスキモーの暮らしは本多氏が行ったころからすぐに近代化の波にさらされて、いまや伝統的なエスキモーの暮らしをしている部族はほとんどないそうです。そういう意味でも貴重なルポタージュだと思います。

エスキモーはセイウチやアザラシを狩ってきて、それを家(小屋?)の貯蔵庫にポンとおいて、好きなときにそこで食べるそうです。トイレはカンの中にするそうで、異臭がすごいとのこと。

また、掲載されている写真がどれも強烈なんですよね。

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以下は、エスキモーの食事についての著者の記載の抜粋です。

朝。といっても正午近く。早起きは、たいてい主婦のオカンゴだ。まず、着物を着て、なんとなく脂肪ランプをのぞく。まくらもとにごろりと置いてあるカリブーの肉塊を、扇形の婦人用エスキーモ-ナイフできざんでは口に入れる。
主人のカヤグナは・・・自分で勝手に湯を沸かしカリブーの肉をぶった切って放り込む。・・・・これはエスキモー唯一の料理だ。味付けに類することは全然しない。役という考えは皆無。
あとの子どもたち・・・・・・は別に食べようともしない。・・・そのうちに腹の減った者が、片隅の食料置き場で勝手に生肉を食べる。腹の減る時間は各人各様。
食料置き場へは、となりの食料貯蔵所から、ときどき肉の塊が小出しにされる。カリブーの肉塊・頭蓋骨・脚。アザラシの胸。ときにはライチョウ・カモ・ガン。すべて皮がはいである。
寝る時間が近づくと子供たちの食欲は頂点に達する。いま、少女アブリアルは、カリブーの頭をほじくって脳みそを食べている。その足もとでは少年ユーベが脚の骨をしゃぶり、さらに割って骨髄を出している。

この本をよんで確診しましたけど、エスキモーはまったく野菜食べてませんけど健康です!

 

 

 

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