コレステロールの欺瞞―「悪玉」コレステロールは作り話 :ワルター・ハルテンバッハ著

26 10月

コレステロールの欺瞞―「悪玉」コレステロールは作り話

著者のワルター・ハルテンバッハ博士はドイツのミュンヘン大学付属病院教授を務めた心臓外科医です。博士は心臓外科医ですので動脈硬化性疾患を日常的に診ていたわけですが、動脈硬化を来した血管は病理学的には「線維性」の病変であり、cholesterolの沈着は最大でも1%に満たないと述べています。ここからcholesterolが高いと動脈にcholesterolが沈着し動脈硬化に陥るというペテンを告発しています。


 

ペテンを終わらせよう!(本の帯から)

薬剤によるコレステロール低下は、製薬企業、マーガリン産業や医師たちにとって何十億ユーロを稼ぐ商売ではあるが、ハルテンバッハ教授やコレステロール低下薬仮説に批判的な学者の見解によれば、コレステロール低下はまったく不必要であり、多くの場合生命に危険でもある。

 著者最大の関心は「コレステロール悪玉論者たち」の心理テロから国民を解放し、不必要な恐怖を取り除き、がん患者の増加や死亡例を増やすような健康被害の徴候を阻止することである。


目次

1.反コレステロールキャンペーンは危険な欺瞞

2.コレステロールの評価

3.コレステロールの形態と血中濃度

4.コレステロール値の変動

5.コレステロールとその欺瞞の統計

6.動脈硬化症とその原因

7.栄養素群とコレステロールとの関係

8.コレステロール低下は命を脅かす

9.医師たちの反コレステロールというテロ


以下は主な内容です

成人の総コレステロールの平均値は250mg/dl

すべての精神的、肉体的な付加があれば、特にスポーツ病気、事故による怪我および手術のような場合、ストレスホルモンのコルチゾールの分泌およびその前駆物質のコレステロールは増加します。

シュタインハウゼン・ティセン教授のHDLはコレステロールから形成されている動脈硬化性のプラーク(巣)を解体するために使われる」という表現は、見当違いのファンタジーです。なぜなら、動脈硬化巣は繊維細胞的な性質の物であり、コレステロールの沈着は最大で1%に過ぎないからです。

先天的な家族性高コレステロール血症は・・・LDLリポ蛋白質・コレステロール複合体を受けとる細胞のレセプターの数の不足あるいは働きの低下にあり・・・細胞はコレステロールの供給不足の結果、早期に腫瘍性の変化に陥る可能性があります。そして血液のコレステロールは絶えずその濃度を上げ、それがすべての器官に浸透し、コレステロールが結節状の沈着物を形成するので、その外科的除去が必要となります。最終段階では血管にもコレステロール沈着が始まりますが、それは動脈効果的な変化の形態ではなく、幅のある帯状の拡散的な沈着です。・・・・・ 患者は動脈硬化症や心筋梗塞、あるいは脳卒中ではなく、拡散的浸潤を受けた器官の機能不全によって、また細胞のコレステロール供給不足による腫瘍状の組織変性の進行によって死ぬのです。

手術、競技スポーツなどの異なる身体負荷では、副腎皮質ホルモンのコルチゾールは正常値の2倍から10倍の濃度上昇がみられる。それによってエネルギー物質のブドウ糖を活性化する。

術後にコレステロールを下げると、身体の防衛反応を著しく弱体化し、心臓・循環系の安定を脅かすからである。

家族性高コレステロール血症はすべての例でその数値は400mg/dl以上となるので区別は容易である。このような先天的因子をもつ患者の場合には、コレステロール低下薬の意味はほとんどないと考えるべきである。

なぜコレステロール低下薬が健康被害の原因となるか?

低下薬によってストレスホルモンのコルチゾールが減少すると、血糖の減少を経て、筋の弱体化、痙攣や昏睡状態がしばしば現れる。身体のあらゆる細胞は、その生命機能の維持にコレステロールを必要としている。コレステロール低下薬は、器官の機能不全のみならず、腫瘍性の退行現象の原因となる。

重要な肉体的負荷の場合、コルチゾールの需要は初期値の二倍から十倍に増加し、それに対応してコルチゾールの前駆物質であるコレステロールの需要も高くなる。コレステロールの変動は、我々の活動量の大きさにそっているので、コレステロールの個々の測定値は何の意味もない。

著者は動脈硬化性の血栓患者千人余のプラークを観察した。動脈硬化性の血管壁の変化があっても、コレステロール沈着は最大1%であり、動脈硬化性の変化にとって、この程度の沈着は考慮する必要がない。

人間の動脈硬化は、結合組織様の効果を伴い、細胞性の血管内膜増殖を特徴とし、コレステロール沈着は、せいぜい1%である。

 

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