野菜を350g食べる根拠はあるのか?

31 10月

yasai_man

それでは野菜を350g食べる根拠ってあるんでしょうか?

おまきざるの憂鬱というブログによると、その根拠は「健康日本21」というものだそうです。

健康日本21  ←クリックすると厚労省のサイトへとびます

栄養食生活>3.現状と目標>(1)疾病・健康との関連-栄養状態、栄養素(食物)摂取レベル-
ここに以下の文章が記載されてます

また、カリウム、食物繊維、抗酸化ビタミンなどの摂取は、循環器疾患やがんの予防に効果的に働くと考えられている6)~8)が、特定の成分を強化した食品に依存するのではなく、基本的には通常の食事として摂取することが望ましい。これらの摂取量と食品摂取量との関連を分析すると、野菜の摂取が寄与する割合が高く、平成9年で成人の野菜の1日あたりの平均摂取量は292gであるが、前述の栄養素の適量摂取には、野菜350~400gの摂取が必要と推定される9)ことから、平均350g以上を目標とする。またカルシウムについては、成人で600~700mgの摂取量が必要とされているが10)、平成9年の成人の平均摂取量は571mgである。カルシウムの適量摂取には牛乳・乳製品、豆類、緑黄色野菜の寄与する割合が高い9)ことから、平成9年の成人の平均摂取量牛乳・乳製品107g、豆類76g、緑黄色野菜98gに対し、各々130g、100g、120g以上を目標とする。

○成人の1日あたりの野菜の平均摂取量の増加
   目標値:350g以上
   基準値:292g(平成9年国民栄養調査)

○カルシウムに富む食品(牛乳・乳製品、豆類、緑黄色野菜)の成人の1日あたりの平均摂取量の増加
   目標値:牛乳・乳製品130g、豆類100g、緑黄色野菜120g以上
   基準値:牛乳・乳製品107g、豆類76g、緑黄色野菜98g(平成9年国民栄養調査)

どうやらカリウムやビタミンC、食物繊維を効率よく摂るためには野菜が一番手っ取り早いから必要量から逆算して350g毎日野菜食べとけよ! ということみたいです。

その根拠である引用文献(9)ですが、文献ではなく参考資料として巻末に掲載されてました。

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結局、カリウムとビタミンCと食物繊維の必要下限量をなんらかの文献から導き出して、それを”野菜”から摂取して十分な量として350gという数字を出しているようです。最初っから野菜ありきの発想で論じられてるところに違和感がありますが・・・。

ただし、野菜を350gコンスタントに摂取しているという日本人は約30%でしかありません(それでも以外に多いとおもいますが)。残りの70%の日本人は野菜はそこまで食べていないといえます。

野菜350gの摂取が必要であれば、野菜をほとんど食べない人たちは皆病気になりそうですが、私を含めてそんなことはないのです。

モンゴル人などの遊牧民族やエスキモー、イヌイットなどの極北に住んでいる民族なども野菜は食べてません。ビタミンCに関しては生肉を食べているから大丈夫だという説があります。しかし食物繊維が必須であるという根拠はないと思います。

どうしても食物繊維が必要だと主張する人たちは「エスキモーはアザラシが食べた海藻を内臓ごと食べているんです!」などといったトンデモ主張をしたりしますが、それであれば、直接海藻を食べたらいいだけです。

 

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